ニュージーランドワーホリの基本情報
まず、ニュージーランドワーホリの基本的な情報はざっくりとこんな感じです!
項目 | 内容 |
申請資格 | ・18〜30歳 ・身分証明書の提出 ・健康であること ・犯罪歴がないこと ・十分な資金を保有していること(最低NZ$4,200) ・往復航空券または帰りの航空券を購入できるだけの資金があること ・以前にニュージーランドのワーキングホリデービザを取得していないこと |
定員 | 上限なし |
申請時期 | 通年 |
申請費用 | ビザ申請は無料 但し、観光税NZ $35を支払う必要がある |
ビザ有効期間 | ビザ発給後12ヶ月間有効 |
滞在期間 | 12ヶ月の滞在が可能。また、一定の条件を満たせば、3ヶ月間の延長が可能。 |
就学条件 | 最長6ヶ月の就学が可能。 |
参照:NewZealand移民局ホームページ「ワーキングホリデービザ」
ニュージーランドワーホリのメリット
①とにかく自然に癒される
ニュージーランドといえば自然!!
ニュージーランドには13の国立公園があり、絶景や大自然の魅力が満喫できます。
都市で生活していても少し足を伸ばせばすぐに険しい山々や広大な平野、湖といった大自然が溢れています。キャンプやハイキング、天体観測などのアウトドアアクティビティを身近に楽しむことができますよ!
カフェで買ったコーヒー片手にビーチや湖のほとりでゆっくり過ごすのもおすすめです。
②治安がいい・安全
ニュージーランドは世界的に見て治安がいいとされています。経済平和研究所(IEP)が2023年に発表した世界平和度指数では、世界第4位です!(ちなみに日本は9位)
日本で多発している重犯罪は滅多にありません。私自身もワーホリ中に危険な目に遭遇したことはありませんし、現地で知り合った友人にも被害に遭った人はいませんでした。
犯罪だけでなく、蛇や熊などの危険生物が少ないこともニュージーランドが安全であると言われている要因の1つです。
もちろん夜遅くに1人で出歩かない、財布などの貴重品を後ろポケットに入れないといった自分自身を守る対策は必要ですが、トラブルに巻き込まれる可能性は他の国よりも低いです。海外に慣れていない人でも安心して過ごせる環境ですね。
③多民族国家、人が優しい
ニュージーランドは原住民のマオリ族をはじめ、ヨーロッパやアジアなどの人々も多く暮らす多民族国家。異文化に対しての偏見や差別が少なく、ワーホリに行った人も現地に馴染みやすい環境です。
またそのような環境もあり、ニュージーランド人はフレンドリーで寛容な人が多いことで知られています。
道を歩いていたら「Hi!」と挨拶をするのは日常。私が仕事探しをしていると、地元の方が「ここのレストランはいいよ。あそこも行ってみたら?」と教えてくれたこともありました。
初めての海外生活で不安の中、私は何度も地元の方の優しさに助けられました。「初めてのワーホリで不安」という方にもおすすめです。
④時給が高い
ニュージーランドでは2023年4月より、最低時給がNZ $22.7に引き上げられました。NZDのレートが2024年1月現在、約90円なので、日本円に換算すると約2,043円!
さらに!アルバイトの方へはホリデーペイとして給料に+8%が付与されます!雇用されてから1年間は有給がありません。その代わりに所得にプラスされるのがホリデーペイです。
私が働いた職場ではホリデーペイは退職時に一括で支払われましたが、毎回の給料にプラスされるパターンもあるようです。
⑤日本人が少ない環境で生活できる
せっかく海外で生活するなら英語力も上げたい、、!と思う方も多いのではないでしょうか。ワーホリで行ける他の人気国と比べると、日本人が少ないのがニュージーランド。
日本人が多い環境では自然と日本語で話し、居心地の良さを感じてしまいます。一緒に過ごす時間が長くなり、英語が上達しないといった状況に陥りやすいです。
もちろん日本人を避ける必要はありませんし、ワーホリの目的は人それぞれなので英語力向上を目的にしていない方もいると思います。
私はワーホリの目的の1つが英語力を伸ばすことだったので、日本人が少ない環境は私の考えにマッチしていました。
ニュージーランドワーホリのデメリット
①物価が高い
物によりますが、ニュージーランドの物価は全体的に日本と比べると割高です。
例えば・・・
外食
・ビックマック単品 NZ $7(約630円)
・カフェでランチ NZ$20〜30(約1800~2700円)
・レストランでディナー NZ$30~40(約2700~3600円)
・ビール1杯 NZ$10(約900円)
食料品
・卵1ダース(12個) NZ$10〜12(約900~1080円)
・食パン(1ローフ15枚切り) NZ $3~5(約270~450円)
・水750ml NZ $2~3(約180~270円)
・カップラーメン NZ $3~5(約270~450円)
・とり胸肉 NZ $20/kg(約1800円)
とはいえ、物価に悩むのは働き始めるまでです。上記のメリットにもあるように、ニュージーランドは物価の上昇とともにしっかりと最低賃金も引き上げられています。日本の基準で物価を考えると高く感じますが、働き始めれば問題ありません!
また、ニュージーランドは農業大国なこともあり旬の野菜やフルーツは安く売られています。私のおすすめは週末に各地で開催されるマーケット!野菜やフルーツを安く手にいれることができます。
②交通網が発達していない
ニュージーランドでは交通網が発達しておらず、車かバスでの移動が一般的です。列車も一部運行していますが、オークランドやウェリントンといった大都市の一部地域のみ。
車のない人はバスがメインになりますが、日本とは違って時間通りに来てはくれません。また、地域によっては運行本数が少なかったり、そもそも運行していなかったりすることもあります。
長距離の旅行に出かける際はバスや電車で行くのは難しいため車が必須です。そのため、ワーホリの際は車を購入する方も多いです。中古車は3000〜4000ドルで購入が可能で、帰国時に同じくらいの値段で売ることができることが多いです。
③都市の規模が小さい
ニュージーランドで最大の都市はオークランドです。人口は165万人ほどで、ニュージーランドの総人口の約3分の1が暮らしています。日本で言うと福岡市と同じくらいの人口です。
そんなニュージーランドで一番大きい都市でも、娯楽が少なく早めに閉まるお店が多いです。
のんびり過ごしたい、自然を肌で感じたいという人には最適ですが、現地でキラキラした海外文化を満喫したいという人には物足りなさを感じてしまうでしょう。
④天気が変わりやすい
ニュージーランドは1日に四季がある、と言われ天気や気温がコロコロ変わります。太陽が出ている時と隠れている時の気温差がかなり大きいので上着を持ち歩くのが無難です。また、雨が急に降ったり止んだりする天候であり、天気予報も頻繁に外れます。
私も実際にアップルファームで働いていた時、雨が降ってきたからレインウエアを着たら雨が止む→太陽が出てきて暑いから脱ぐ→また大雨、、を体験しました。でも今となっては、同僚のみんなと「This is NewZealand!!」と言って笑い合った良い思い出です。現地ならではの体験を楽しみましょう!笑
⑤英語にニュージーランド訛りがある
英語には各国、各地域で訛りがあります。この訛りが英語を勉強している日本人にとってなかなか厄介。ニュージーランドにはニュージーランド特有の訛りがあり、一般的には都市部よりもローカル地域、また南島で強くなると言われています。
Kiwi訛りはイギリスやアメリカ、オーストラリアとも違う独特の発音が特徴で、加えて早口なのでネイティブでも聞き取りにくいことで有名。ニュージーランド内でも地域によって訛りが違ってくるので、慣れるまでにやや時間がかかってしまいます。
ニュージーランドワーホリはどんな人に向いている?
都会よりも自然が好きな人
たとえ大都市でも娯楽施設はかなり少ないです。娯楽といえば、ハイキングなどのアクティビティ!自然を楽しむことが好きな人にはピッタリです。島国なので海に面している場所も多く、ビーチで泳いだりサーフィンを楽しんでいる人も多いです。
夏場は特に自然を楽しめる時期で、仕事前や仕事後に海で泳ぐこともできますよ!
国の伝統や文化に興味がある人
ニュージーランドは先住民族のマオリの文化が今も色づく国です。マオリの人々はその伝統を引き継ぎ、マオリの入れ墨を顔や体に入れたり伝統的な挨拶である鼻と鼻を触れ合わせる行為をしたりします。
ニュージーランドで暮らしていると、少なからずマオリという言葉を聞いたり、目することがあります。英語とともにマオリ語が公用語となっているため、街のトイレなどでもマオリ語での表記をよく目にします。
このような、国が昔から大切にしている文化や風習を柔軟に受け入れ、興味がある方はニュージーランドでの生活に向いていると言えるでしょう。
初めてのワーホリ、英語をしっかり学びたい人
初めてのワーホリで少し不安に思っている人も多いのではないでしょうか。治安が比較的良く、フレンドリーで寛容な人が多いニュージーランドはそんな方にピッタリです。安心して生活できるのはワーホリ先を選ぶ上で大事なポイントです。
また、娯楽が少ないニュージーランドでは誘惑が少なく、英語を習得するのに良い環境だといえます。
まとめ
今回はニュージーランドワーホリのメリット・デメリットとともにどんな人に向いているのかをお伝えしました。
メリット
①とにかく自然に癒される
②治安がいい、安全
③多民族国家、人が優しい
④時給が高い
⑤日本人が少ない環境で生活できる
デメリット
①物価が高い
②交通網が発達していない
③都市の規模が小さい
④天気が変わりやすい
⑤英語にニュージーランド訛りがある
ニュージーランドワーホリに向いている人
・都会よりも自然が好きな人
・国の伝統や文化に興味がある人
・初めてのワーホリ、英語をしっかり学びたい人
皆さんの大事なワーホリ先決定に少しでもお役立ちできればとても嬉しいです!
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